著:土井善晴・中島岳志 出版社:ミシマ社
160ページ 1901㎜×130㎜ ソフトカバー
「利他」をテーマに料理研究家と政治学者が対談。
料理でレシピに頼ったとたん人は感覚を使わなくなる。だから五感を使い天気や体調、野菜の状態を感じてよい加減を決める。
料理家でさえ(それが自身のものであろうと)レシピに頼ると70点以上にはならない。一方、自分の感覚を使いながらつくると、100点、あるいは120点以上のものが出てくる可能性があるのだとか。
自分ではない何ものかにゆだねること、それによって生まれるものの大切さを感じさせてくれます。そして、読後はきっと料理をしたくなります。
土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』『素材のレシピ』も合わせてどうぞ。