伊丹十三 著・つるとはな編集部 編集
出版社:つるとはな
160ページ 210㎜×182㎜ ソフトカバー
伊丹十三さん。生きておられれば今年90歳。
映画俳優、デザイナー、イラストレーター、エッセイスト、映画監督…多彩な肩書をお持ちでしたが、何より食べること、作ることを楽しんだ方。表紙の美しい絵皿も独身時代からの愛用品でした。
好みの器を揃え、吟味した道具を使い、家族はもちろん、来客にも料理の腕をふるった伊丹十三さん愛用の台所道具、レシピなどを多くの写真やイラストで紹介します。あの映画で使われた台所の写真や愛用の器も…。
巻末の妻・宮本信子さんの言葉。「結婚して間もないころにね、私が風邪をひいて寝込んでいると、親子丼をつくってくれたんですよ。あれはね、ほんとうにおいしかった。忘れられない味のひとつですね。」
たくさんの人の心の中に、伊丹さんの料理は生き続けているのでしょうね。