出版社:平凡社
160ページ 290㎜×220㎜ ソフトカバー
今年100歳を迎える染織家の志村ふくみさん。
草木の色を蚕からとった糸に染め
紬織による表現の道を一途に極めました。
染織と文筆の二つの仕事を通して
藝術と魂の真理を追い求めてきたその生涯をふり返ります。
その着物作品を初めて見た時の衝撃は忘れられません。
滋賀県立美術館で企画展を観たあと
時間に余裕があったので入った常設展。
そこで目にしたのが志村ふくみさんの作品たちでした。
緑のグラデーションで織り上げられている着物。
一幅の絵のような美しさに一瞬で魅入られました。
染色家としてのスタートは
三十路過ぎと決して早くはありませんでしたが、
それから70年近く第一線で走り続けてこられた
そのキャリアの秘密は何だったのか?
是非、答えを見つけてみてください。