著:クオ・チャンシェン 出版社:新潮社
176ページ ㎜×㎜ ソフトカバー
ピアニストへの夢破れた調律師のわたし
若い音楽家の妻に先立たれた老実業家
中古ピアノ販売の起業を目指しNYを訪れたふたり
主人公たちの後悔と諦念
老いと孤独
落胆と失望
そこにシューベルト、リヒテル、グールド、ラフマニノフといった巨匠の悲哀に満ちた人生が並行して語られます。
主人公とって
「一台の機械」に過ぎなかったピアノ。
最後に彼はピアノと
和解できるのでしょうか?
「聴覚小説」とも評された台湾のベストセラー。