







ロレッタ・ナポリオーニ 著 , 佐久間 裕美子 訳
出版社:岩波書店
208ページ 188㎜×129㎜ ハードカバー
「糸と針と勇気があれば、
何度でも編み直せる。
セーターも人生も、
分断されたこの社会もーー」
最初にこの本を手にしたとき
赤い帯に書かれた文字に強く心惹かれました。
編み物には特別な力がある。
それについては自身の経験から感じることがありました。
編み物に熱中しているときの「無」の感覚。
研ぎ澄まされる五感。
でも、編み物にフェミニズムや社会運動を支える力があるとは。
個人と政治、愛と経済を結びつけ、
社会を何度でも編み直すパワーがあるとは!
編みかけのまま放置してあった毛糸と編み棒を
久しぶりに手にしてみようか?
その時、私は何をほどき、何を編むのだろう?
巻末に、収録されているパターンの編み方が掲載されています。