





著:熊谷 晋一郎 出版社:医学書院
255ページ 210㎜×150㎜ ソフトカバー
著者は、現役の小児科医にして脳性まひ当事者。
子どもの頃から「健常な動き」を目指しリハビリを続けましたが、手本どおりに体を操れない自分自身に劣等感を味わってきました。
その後、運動のイメージの方を自分の体に合うようなものに書き換える、というやり方を通して「規範的な体の動かし方」を問いなおしていきます。
更に、体に合わない「健常な動き」を押し付けられた体験が著者の体に刻み込んでいった独特の官能について考察します。
著者が自らの体験を全身で語る懇親の1冊です。
*第9回新潮ドキュメント賞受賞作